長襦袢を着た後のお手入れ方法

2024-12-12

脱いだあとはどうすればいい?長襦袢のお手入れ方法

 

毎回着用した後にメンテナンス(お手入れ)に出さないとダメですか?と質問をいただきます。

基本的には、毎回お手入れに出す必要はありません。汚れが気になる時や長期間着用しない時などには、お手入れに出し綺麗な状態で保管されることをおすすめします。

 

短時間の着用・汗をかいていない場合

直射日光の当たらない風通しの良いお部屋で1日〜半日、着物用または普通のハンガーに干して湿気を飛ばします。
汗をかいていないと思っていても多少の汗はかいています。

汗をかいた場合

十分に離れたところから霧ふきをかけて汗を飛ばしてください。

近々着る予定のない場合は、洗いに出されることをおすすめします。汗を飛ばしても時間が経つと黄ばんできます。

メンテナンス(お手入れ)に出す場合

かなり汗をかいてしまった、汚してしまった、何度も着用している場合はメンテナンスに出されることをおすすめします。

基本的にメンテナンスといえば丸洗いとなります。丸洗いは石油系の溶剤を使用しクリーニングをします。油性の汚れや皮脂汚れなどは落ちますが、汗などの水性の汚れは落ちません。

メンテナンスに出される場合に気をつけていただくことを3点お伝えします。

①あまり汗をかいていない、着用頻度が多い場合は、丸洗いのみで大丈夫です。丸洗いのみですと生地も傷みにくいです。汗をかいている場合は、丸洗い+汗抜きをおすすめします。

②メンテナンスに出される場合は、長襦袢の衿を外さずそのまま出してください。長襦袢の衿は、汚れがひどくない限り毎回新しくする必要はありません。

③衿汚れが気になる場合やお気に入りの刺繍衿は追加でシミ抜きをおすすめします。

その場合も、衿は外さずそのままメンテナンスに出してください。衿汚れがひどい場合(無地の白衿)は、衿を外しメンテナンスに出します。その際に新しい衿をつけてもらいましょう。衿をつけた状態で保管をしていないといざ着物を着るときに衿が付いていなかったと困られる方が多いです。

 

長襦袢のメンテナンスでご相談などございましたらいつでもご連絡ください。
着物のお手入れについて(メンテナンス料金表)